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2階建住宅の使い勝手は階段の設計で決まる

      2016/02/09

2階建住宅の使い勝手は階段の設計で決まる

2階建て以上の住宅を建てるときに避けては通れない階段の設計。取り付ける位置や勾配、間取りと相談しながら決めなければなりません。でも決められた建坪の中で考えるのはパズルのようで優しくはありません。ましてや長い間、使う事を考えると安易には決められないものです。

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●階段について

まず最初に階段の豆知識から。階段は安全性などを考慮し、建築基準法によって建物の用途や規模により、その幅、踏み面、蹴上げの寸法が決められています(幅、踏み面、蹴上げは右の写真を参照)。

A:階段幅とは「階段の横幅」のことで、広ければ広いほど多くの人がすれ違いができるため、公共の建物など大勢で使う階段の幅は広く設定します。一般的な家庭では最低75センチから可能です。

B:踏み面とは「階段の上面(足で踏む板)の奥行寸法」で、この寸法が大きい方が足をのせた時に安定しますが、奥行きがありすぎるとそれだけ大股で上り下りすることになります。

C:蹴上げとは「階段の1段の高さ寸法」で、高すぎると上り下りがきつくなりますが低すぎてもつかいにくい階段になります。

一般的な住宅の階段の規定は「幅75cm以上、蹴上げ23cm以下、踏み面15cm以上」とかなり急な勾配でもOKとなっています。一方、一番規制が厳しいのが小学校の児童用の階段で「幅1.4m以上、蹴上げ16cm以下、踏み面26cm以上」と、だいぶ緩やかな階段となります。

引用元-子どもや高齢者に安全な階段のチェックポイント [住宅設計・間取り] All About

●住宅の設計を左右する階段

階段は間取りを左右する。

住まいは異なった機能をもつ部屋の集まりです。その部屋の広さは家族によってさまざまですが、廊下や階段は最低の寸法が決まっていて極端に狭くすることは出来ません。さらに異なった機能をもつ部屋をどうつなげるのかとても重要な役割をはたします。
最近の階段では上下階をつなぐばかりか、オブジェ的に見せる工夫なども見られるようになりました。
階段はその種類や位置によって間取りに大きな影響を与える、とてもキーポイントとなるシロモノなのです。階段を丁寧にしっかりと考えて計画することで間取りはとても魅力的になるでしょう。

階段は大きく2種類に分けられる

階段にはさまざまありますが、基本はこの2種類のタイプに分けられます。
直進階段 … 一直線に上り下りする階段。上がるところとたどり着くところが違います。
折り返し階段 … 途中に踊り場を設け折り返す階段。上がるところとたどり着くところが同じです。安全性が高い。直進階段よりも面積が必要。

引用元-間取りのキーポイントは階段にあり [住宅設計・間取り] All About

●住宅の設計には安全面にも配慮した階段が良い

手摺をつける時の注意点

手摺の端部は袖口が引っかかりやすく危険なので、壁側に折り曲がったエンドキャップをつけましょう。
手摺には力がかかるため、プラスターボードなどの壁の仕上材に直接つけると取れてしまう可能性があります。最初から手摺が取り付けられない場合は、必要に応じて後付けできるように、壁の中にあらかじめ取付用の下地を入れておくとよいでしょう。

もし下地の入っていない階段でも、リフォーム用の階段手摺として手摺下地と手摺がセットになったものも出ています。そのようなものを使えば簡単に手摺を後付けすることができます。

また、手摺の始まりと終わりは袖口などを引っ掛けやすく危険なので、エンドキャップは下向きまたは壁に向かって折り曲がったものを選びましょう。

滑りにくくするために

次に階段の踏み面を滑りにくくするくふうです。踏み面の先端だけにノンスリップのミゾやタイルが張ってある階段を多く見かけますが、下の写真のように踏み面全面に溝を掘って滑りにくくする方法もあります。

踏み面全面にミゾを掘り込んだ例。人が歩く範囲だけでもこうしておくと滑りどめになる。

その他に、簡単に後からできる方法として、踏み面に薄手のカーペットを張りつける法があります。それだけでもだいぶ滑りにくくなります。

引用元-2/2 子どもや高齢者に安全な階段のチェックポイント [住宅設計・間取り] All About

●上り易い階段の設計

住宅の階段は、蹴上げ(ケアゲ)23cm以下、踏み面(フミヅラ)15cm以上と法律で定められています。
しかし、この数値の階段はかなり急な階段に成ってしまいます。
傾斜は緩いほど登りやすく思われますが、その他に蹴上げと踏み面の関係がとても重要です。
登り易い階段は、蹴上げの2倍+踏み面=60cmと言われています。
数値が、小さいと小股で歩く感じで、大きいと大股で歩く感じになります。
例えば住宅の場合、蹴上げ19cmX2+踏み面22cm=60cmと成ります。
オフィスビルの共用階段は、蹴上げ18cmX2+踏み面25cm=61cm程度。
公共の緩い階段だと、蹴上げ15cmX2+踏み面30cm=60cmが多いです。
私は、最近の日本人の体格の変化から60~62cm程度で設計しています。
勿論、登り易いと感じる感覚には個人差があります。

引用元-登り易い階段の寸法: ヒガシノデザイン

●住宅インテリアとしての階段

遊びとゆとりのある階段づくり

 せっかく作る階段ですから、廊下同様プラスアルファのゆとりが欲しいと思います。もともと垂直移動のスペースですから、そこから外が見渡せると、四季折々の景観を視点を変えながら味わうことができます。
 垂直移動の視線の移り変わりの楽しみは、スキップフロアー型の住まいを見ると良く解ります。階の高さの半分の移動であっても視点が変わることによって、室内風景が一転します。

見せる階段作り

 子供室は多くは2階になります。子供との関わりを深くする有効な方法として、居間内に階段を設ける考え方があります。その結果、自動的に居間は吹き抜けになります。

引用元-門屋総合設計/住宅/階段の作り方

まとめ
長期間使うものですから、使い勝手の良いものにしたいですね。

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