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日本の中学校教師は世界一忙しい!?その仕事内容とは

      2016/04/13

 - 社会・政治・経済

日本の中学校教師は世界一忙しいといわれています。なぜ日本の中学校教師はそんなに忙しいのでしょうか。忙しい原因はどこにあるのでしょうか。今回は中学校教師の仕事の内容について調べました。

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中学校教師の仕事内容とは

教科指導が本文

教師の本分はやはり教科指導となります。中学校の先生は、小学校と異なり、各教師が専門の科目を持って、授業を行います。
文部科学省が平成13(2001)年度に実施した「教育課程実施状況調査」では、小学校全体として授業が「よくわかる」と答えた児童が22.8%、「だいたいわかる」との回答は46.8%でした。「わかることとわからないことが半分くらいずつある」という児童は23.7%です。
それに対して、中学校2年生では「よくわかる」と答えた生徒がかなり減って7.8%、「だいたいわかる」生徒は44.0%で小学校と大差なく、「わかることとわからないことが半分くらいずつある」という生徒が35.0%とずいぶん増えています。
このデータから、中学校の授業はどの教科でも難しくなり(専門性が高くなり)、覚えることも増えるため、普段の授業についていくのが大変だと感じている生徒が多くなることが分かります。
このような状況で、中学校教師としていかに「分かりやすい」授業を展開するか、その創意工夫は職務の中で大きな位置を占めます。
また、高校受験を控え、勉学が重要になる時期ですが、授業に興味を持たない生徒もいます。どうやったらその科目を楽しんで勉強してもらえるかを念頭に置きながら授業内容を考えることも必要です。

部活動指導

積極性や協調性、目標を達成するための努力など、中学の部活動は「卒業後の人生において必要とされる内面的な事柄」を身につける絶好の機会です。
一緒に部活動に取り組みながら、生徒の心の動きを最も近い位置で感じ、褒めたり励ましたり、叱ったり慰めたりと、子どもの気持ちに寄り添うことも、中学校教師の大切な仕事の一つです。
放課後や休日といった長い時間を共有した先生と生徒との間には、強い絆や信頼感が生まれます。家族以外の大人と信頼関係を築くという経験は、中学生にとってその後の人生に大きな影響を及ぼすでしょう。
この部活動指導も、中学校教師の仕事の中で意義深いものだと言えます。

生徒指導

「生徒指導」と聞くと、問題行動を起こした生徒への懲戒を想像する人が多いと思います。
しかし、実際の生徒指導とは、教育活動全ての場面においてさまざまな形で行なわれています。
そもそも、生徒指導とは「一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めるように指導、援助するものであり、学校がその教育目標を達成するための重要な機能の一つ」と定義されています。
そのため、体育祭に向けてクラスが一致団結して競技に臨めるようにするのも「生徒指導」ですし、友人関係を築くのが苦手な生徒が友達の輪に入れるように橋渡しをして、その生徒が少しずつ周囲に心を開いて接することができるように導くのも「生徒指導」なのです。
教師は、学級担任や教科担当教員、また部活動顧問として生徒一人ひとりの状態や課題を的確に理解しなければなりません。
そして、個々の生徒がどのような成長を遂げてほしいのか、個別の指導・支援計画を立てながら、日々の教育実践を積み重ねていくことになります。
中学校の時期は、生徒にとって思春期にあたり精神的に不安定になりがちです。教師は、生徒のよき相談相手となり、中学校生活をサポートをしていく役目も担っています。

これらの仕事以外にもテストの作成と採点、学校行事の準備、進路指導など業務内容は多岐にわたり、事務作業も数多くあります。

引用元-Career Garden

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日本の中学校教師は世界一忙しい!?

経済協力開発機構(OECD)は、加盟国など世界34の国と地域の中学校にあたる学校の教員に勤務や指導環境を調査した。日本の教員の仕事時間は1週約54時間で、参加国平均の約38時間を大幅に上回った一方、指導への自信が参加国・地域の中で最も低いことが分かった。日本が調査に参加したのは初めて。

2013年の国際調査「国際教員指導環境調査」(TALIS)の結果で、調査は2008年以来2回目。日本では、全国から抽出した国公私立中学校192校の教員3484人と校長から回答を得た。

調査結果では、1週間の勤務時間は加盟国平均の38.3時間に対し、日本は53.9時間で最長だった。授業とその準備などに費やす時間はほぼ変わらないものの、部活など課外活動指導7.7時間(平均2.1時間)、事務作業5.5時間(同2.9時間)など、授業以外に費やす時間が飛び抜けて高かった。授業の時間は17.7時間で平均の19.3時間より短かった。

校外で行う研修への参加率も低く、8割以上が「仕事のスケジュール」を理由に挙げた。
一方、教員の基本的能力に対する自己評価が著しく低かった。

引用元-HUFF POST SOCIETY

世界一忙しい中学教師の本音

Q:OECDの日本の先生が世界一忙しいという結果を見てどう思いましたか?
それに対して、「当然」「そうでしょうね」「納得」「当たり前」「やっぱり」という答えがずらり。先生からしてみたら今さら感のある調査だったらしい。そのほか、

「調査するまでもなく日本がいちばん忙しい」(同8:00~19:00、2日)

「諸外国の先生がうらやましい」(平均勤務時間8:30~17:00、月の平均休日日数4日)

「周りの要求に応えようとすればそのとおりになるのは当然だと思う。当然、自分の時間や家族と過ごす時間を仕事に費やして成り立っているが、それも当たり前と思われる時代なのが寂しい」(同8:00~20:00、1日)

などの答えが。

さて、なぜそんなに先生たちが忙しいのかという理由も聞いたところ、多く挙がったのが授業だけではなく、部活動、会議、書類作成、保護者対応などの仕事のボリュームが多すぎるということ。

部活動は、放課後どころか土日も試合引率等で出勤する場合が多い。会議は全体の職員会議だけではなく、学年会議や教科の会議、進路指導や教務といった部署ごとの会議もある。そして、書類仕事。これは、教育委員会などに提出する報告書が多いようだ。

もちろん、メインの仕事である授業をやる以上、その準備もあるし、試験問題を作ったり採点や成績管理、進路指導、補習といった仕事もある。

つまり、「日本の教員は教育にかかわるすべてを担っているので、忙しくなって当然」(同7:30~19:30、4日)とのこと。また、そもそも先生の数が少ないという意見もあった。

ただ、先生がただグチを言っているのではないということもアンケートから伝わってくる。「そもそも教員がやるべき本来の仕事をしたい」「もっと生徒と向き合いたい」「教員というのはやりがいがある仕事なのに…」という声も多いのだ。

「日本の教員は『心』で仕事をしているから忙しくなる」(同7:50~18:00、10日)

「なんだかんだ言っても教員は生徒が好きなんだと思います。だから時間を費やせるのだと思います」(同7:00~19:00、7日)

「日本の教員が忙しいのはそのとおり。どの国よりも、生徒の面倒を手厚く見ている」(同7:50~20:30、7日)

などなど、生徒のみんなのことを考えているからこそ、もっと時間をかけて向き合いたいという思いが強いのかも。

日本の先生の頑張りや、生徒思いであることがよくわかったアンケート。みんなの先生も「もっと生徒とかかわりたい」と思いながら、日々、書類仕事や会議に追われているのかもしれない。

引用元-リクナビ進学 ジャーナル

仕事を忙しくしているのはなぜか

昨今の学校現場における「会社ごっこ」のせいで、事務処理量が激増しているのである。授業準備よりも、教育委員会に提出する書類を作成することに、教員の時間を奪われてしまっている構造的な問題がある。しかも、昨今の学校現場へのしめつけによって、教員は常に管理・監視される立場になってしまっている。それでは自尊感情が低下するのも無理はない。それが今回の調査結果「自信がない」に如実に表れている。また、成果主義の人事考課制度が導入されたことにより、職員室内のチームワークにもヒビが入りつつある。ストレスを感じたときに誰に相談するかという質問に対し、世の中一般では、6割以上が「上司・同僚」と答えているにもかかわらず、教員で「上司・同僚」と答えた割合はたった14%だった。教員たちはそれぞれ孤立し、職場に相談相手もいないのである。

多忙に加え、孤立し、自尊感情が著しく下がってしまった場合、人には2通りの反応がある。一つは内に向かってしまう場合。要するにうつ病状態になる。実際、精神疾患で休職している公立学校の教員数はこの10年間で約3倍になっている。これは世の中一般のデータと比較して約2倍近い増加率だ。もう一つの反応は、外の向かう場合だ。他人に対して過度に攻撃的になることが考えられる。体罰まではいかなくても、言葉による暴力、態度による暴力で、生徒をいたぶるようになる。

引用元-BLOGOS

余計な忙しさをなくして生徒と向き合う時間の確保を

 日本の教育行政は、レッテル付きの「追加教育」をたいした予算もつけず、教員を増やすこともなく現場に下ろし続けてきた。

 環境問題が大事だと言えば「環境教育」を充実せよという指示が上から降りてくる。IT化に乗り遅れるなという社会的な要請が高まれば「IT教育」が追加される。昨今の若者には思いやりが足りないじゃないかという指摘があると「福祉ボランティア教育」がメニューに加わる。国際化時代と言えば英語が小学校の授業にも下りてきて「国際理解教育」が叫ばれる。少年事件が起これば「こころの教育」が、小学生がウサギを死なせたと言えば「いのちの教育」が、ニートが増えたと言っては「キャリア教育」が、経済感覚やベンチャースピリットが不足しているという指摘があれば「起業家教育」や「金銭教育」が降ってくる。

 日本の教育現場で、いったい何人の教員が、数学を教え、バスケット部の指導をし、2年D組を担任したままで、「環境教育」と「IT教育」と「福祉ボランティア教育」と「国際理解教育」と「こころの教育」と「いのちの教育」と「キャリア教育」・・・を教えられるだろうか。追加教育が、授業にかかわる教務だけでなく、関連の事務作業量をも増やすことは自明だろう。
2007年からは「特別支援教育」が始まり、全体の6%以上と言われる軽度の障害のある子との本格的な融合教育も始まる。例によって、追加の人員配置はない。

 教員の仕事は本来、生徒に向かってなされるべきである。目の前の児童・生徒が、できないことをできるように、分からないことを分かるようにすること。豊かな世界観を育み、柔らかな人生観が持てるよう指導すること。そのことに全力を尽くしてほしいのが、教員に対する親の願いであるはずだ。
教員が余計なことで忙しくなり子ども達に向き合う時間が減れば、集団生活では自然に起きるイジメやちょっとした事件に対して、それを発見し、適切に処置することに隙ができても不思議はないだろう。

 人数が増えない前提ならば、もう一度教員が子ども達に寄り添う時間が増えるように、余計な仕事を大幅に削減するためのシステム上の大改革が必要なのである。

引用元-BPnet

まとめ
忙しさを解消するには教育現場の改革が必要なようですが、現状はなかなか難しいようです。

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